「授乳しているママは食事に気を付けたほうが良い。」「お餅を食べると乳腺が詰まるよ。」
「ケーキなども食べないほうが良い。」と聞いたことがありませんか?
実際にはママが摂取した食事が直接母乳に直結するわけではないそうです。
母乳はどうやってできるのか?
母乳は、ママの全身をめぐる血液を材料にして作られています。
ママの食べたものは直接血液に行く訳ではないのは確かです。
この時点でママの摂取したものが直接母乳に影響するわけではないという事が分かります。
ママが食べた食事はちゃんと分解されて血液に流れる
ママがたべた食事は胃や腸の消化器官で吸収、消化され、栄養は分解され血液と共に身体全身に流れます。
血液と共に流れてきた栄養で乳腺組織に取り込まれて、母乳になります。
なのでママが食べた辛いものを食べた、塩辛い物を食べたなどの食事が母乳に直結して辛い母乳になるなど考えにくいのです。
食事は1日3食しっかり食べる事
ママの場合は血液をもとに母乳を作っていますので、「普通成人女性の消費カロリー+350カロリー」必要とされています。
もちろんバランスのとれた食事は誰もが大事ですが、摂取カロリーを考えると1日3食しっかり食べる事が大事です。
バランスの取れた食事を考えすぎるとストレスになるので、ママの負担になりかねません。
たまには簡易料理でも良いので、しっかり食事を摂ることにしましょう。
実際私も食事は食べたいものを食べましたし、食べたものによって母乳の出が悪くなったとか関係なかったです。
水分を取ることは大事
母乳の9割は水分で出来ています。水分はこまめに摂るようにしてください。
水分が不足すると母乳は作られません。
またコーヒーなどのカフェインは取りすぎると、母乳から赤ちゃんに影響が出るとも聞いたことがあると思います。
コーヒー好きな人だったら、逆に飲めないというのもストレスになります。
1日1、2杯程度だったら赤ちゃんに影響は出ないと言われています。
ママのリラックスが母乳に一番良い影響を与えます。
食事より母乳のあげ方を考えたほうがよい
食べ物によって、しこりや乳腺炎になるって言われています。
しかし食べ物より、赤ちゃんへの母乳の飲ませ方のほうを考えたほうが良いです。
赤ちゃんの飲ませ方がいつも同じ抱き方だと出ていない乳腺は詰まりますし、
赤ちゃんへ母乳をあげる回数が少ないと、ママの母乳もうまく循環されず詰まり乳腺炎になるかと思います。
私も6人産んでほぼ母乳で育てましたが、しこりがなる事は多々ありました。
その時の対処法はしこりの場所をマッサージし、その乳腺から母乳が出るよう赤ちゃんに飲ませながら押し出すようにして解決しました。
いつも新鮮な母乳が出るよう、母乳をどんどん赤ちゃんにあげてください。
【まとめ】母乳の栄養にはママが食事をちゃんと食べる事
産後のママは赤ちゃんを抱え、母乳もあげて体力的にも大変な時期です。
赤ちゃんの世話をしていると、つい自分事は後回しになってしまいます。
でも赤ちゃんへの母乳の事を考え、まず食事をちゃんと摂ることが大事です。
簡易料理でも良いので食べる事を第一に考えてください。
ストレスになるのが一番母乳やママにも良くないので、好きな物を楽しく食べるのが断然ママにも赤ちゃんにも良いです。
母乳をあげている時がママと赤ちゃんとの繋がりを感じられる、一番幸せな時間を過ごせたらと思います。

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